311のあの日から、5年が経ちました。
早かったような、長かったような・・・
震災の半年前に、サロンをオープンしたばかりでした。
そして、震災の半年後にはミステリースクールの
ティーチャーズプログラムを受けに、訳も分からず淡路島へと飛びました。
今考えると、私自身も人生の大きな転機の時でした。
日本という国が、また日本人ひとりひとりも
揺さぶりをかけられたのだと思います。
そうして今も、大きな転機、小さな転機と揺れ続けながら
一時も留まることなく、人生は続いていきます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて、私は今月から新たな学びをスタートしました。
ミステリースクールの重要なパワーソースは、「パワー・知恵・愛」
様々なセミナー等を通して学び続けながら
この3つのパワーソースをバランスよく発達させていくことが
ミステリースクールの根底のテーマとしてあります。
そして、この学びの方向性は
カバラの生命の樹に当てはめて捉えることができます。
生命の樹の向って左側は、女性原理(峻厳・形成)の柱。
この柱に対応するのは、ハイマジックのセレモニアルマスター。
カバラも、どちらかと言うとこちら寄りです。
論理的で男性的なものが、 女性原理の柱に対応するのは
一見矛盾しているようですが、とても興味深いです。
カバラは両義的なのです。
例えば、男性の中にも、女性的な柔らかい感情があるし
女性の中にも、男性的な力強い意志があります。
自然のものは、全てこうした相反する性質を合わせ持ちますね。
YESかNOかでハッキリ答えを出せないものが多く
どちらかに片寄れば、バランスを崩して猛威を振るうのが自然の怖さ。
この両義性を踏まえて見ていくと、カバラはとても面白いです。
私が今回学び始めたのは
生命の樹の向って右側、男性原理(慈悲・力)の柱に対応する
「WICCA(ウィッカ)」という、ローマジックのセレモニーの学びです。
自然との繋がりを大切にするWICCAは
昔から、女神のお祭りとして、女性が主となって行ってきたものですが
それがなぜか、男性原理の柱の側に対応しています。
自然の土着的なエネルギーをコントロールして使う意味では
非常にパワフルで、男性的と言えるかもしれません。
今回、WICCAを学ぶことで
私自身の新たな道を辿っていくことになります。
これまで、峻厳の柱の側に少々片寄っていたバランスが
慈悲の柱を学ぶことで、さらに統合への道を歩むことになります。
その統合に伴い、今また深いところから自分と向き合っています。
未知の領域に分け入ることでしか、見れないものがあり
気付けないものがあり、分からないものがある。
まだ知らなかった自分自身と対峙することは
ジャングルの奥地で未知の生命体を発見したかのような
何だかよく分からない、説明できないような凄まじさがあります(笑)
しかも、WICCAの学びは直感的で感覚的。
説明できないものを、説明できないままいったん受け入れて
本当は何が正しいのか?正しさを捉えなおす必要も出てきます。
でも、心理的にはとても難しいことをやっているのに
なぜか楽しい気持ちが同時に存在するのが、WICCAの救いです。
セレモニーを通して、自分自身に向き合いながら
自分への愛、周囲への愛、天への愛を学び、人格を成長させていく。
それは、ミステリースクールの3つのパワーソースの中でも
おそらく一番難しい「愛」を学んでいくことでもあります。
2010年にネオアデプトプログラムを受講し、アデプトになって
流れに乗るように、翌年にはティーチャーとなりました。
それから、次々と開催されたローリーの主要プログラムを
もう全力疾走状態で、ほとんど全て受講してきました。
(我ながら、よく付いていけたな~と思います^^;)
そして、このWICCAが最後のプログラムになります。
これで完全に終わるわけではないのですが
ひとまず、総まとめのような位置付けになりそうです。
私は、これまでの紆余曲折の人生を振り返りながら
今、自分に向き合う学びを楽しんでいます。
皆さんも、本当の自分に対峙してさらに成長していくために
この一年、たくさんディープに学んでくださいね☆